議会報告

防災無線・戸別受信機設置について  
[2017-09-15]

 昨今の異常気象。今年7月19日から20日にかけて、9号、10号、11号と相次いで発生した台風。 まず3つの同時台風自体が珍しい上、台風の発生場所が珍しいといわれています。 通常は南太平洋で発生し北上します。 しかし今年の台風10号と11号は日本の東海上で発生しています。また全国各地でゲリラ豪雨の被害がでています。関東では、8月に入ると梅雨の戻りのような雲りや雨が続き日照不足により野菜も高騰するなど明らかに異常気象現象でした。
 そうした中、本年、総務省消防庁では、災害時の避難情報などを各家庭に迅速に届けようと、「防災行政無線の個別受信機」の普及に乗り出します。個別受信機の低価格化目指し今年度末までに機能を限定標準モデルを作製するそうです。防災無線を流すスピーカーは、強風や大雨などの天候や地理的条件により音声が家の中で聞き取りにくい場合があります。屋内に個別受信機があれば、自宅で過ごす時間の長い高齢者をはじめ住民の方に情報が届きやすくなります。新潟県糸魚川市で起きた大規模火災では、建物120棟が全焼しましたが死者0など人的被害は少なく済みました。糸魚川市では、受信機を有償で貸し出す事業を行っており、延焼範囲内の約半数の世帯が受信機を設置していたため、早期非難に繋がったとされています。
 このように、防災無線と連動した戸別受信機の設置は、非常用に有効だとの結果が出ています。本市においては、昨年(株)ジェイコムイースト西東京局と清瀬市が防災行政無線で放送する情報の提供について覚書を取り交わし、昨年平成28年4月1日から、J:COMの専用端末でも聞くことができるようになりました。現時点では、かなり有効だと思いますが、総務省では、「防災行政無線の個別受信機」の普及を目指すとあります。本市の今後の取り組みを伺います。
 





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