議会報告

骨髄バンク提供ドナーに助成やサポートを 
[2019-03-10]

競泳女子の池江璃花子選手が2月12日、白血病を患っていることを公表しました。来年の東京五輪では金メダルの有力候補とされており、日本水泳界のみならず海外にも衝撃を与えていますが、弱冠18歳の女性アスリートの勇気ある告白に、各界から応援の声が上がっています。
白血病は「血液のがん」と呼ばれ、難病というイメージが強いですが、最近では若い世代で白血病を発生した人のうち7割以上は治っているとされています。白血病などの血液難病の方の治療法として知られるのが「骨髄移植」です。骨髄バンクに登録する骨髄提供希望者、いわゆるドナー登録者は、2019年1月現在49万人に達していますが、9割以上の患者さんに適合するドナー候補者が見つかっても、実際の移植率は約6割となっています。その理由として、圧倒的に多いのが、登録時には健康でも、適合通知が届いた時点で何らかの病気の治療中、妊娠・出産・授乳中といった、健康上の理由です。 次に自分の意思で登録したものの、提供する段階になって、後遺症が残ることを心配する家族の同意が得られないケースもあります。 健康上の理由の次に多いのが「都合がつかない」というものです.骨髄採取時には通常3泊4日程度入院するほか、提供前後の健康診断、自己血輸血にそなえての採血や諸手続きなどのため、計6~10回通院しなければならない。これが、働きながら提供したい人には高いハードルとなります。いざ選ばれても「どうしても仕事の都合がつかないため、今回は見送らせてください」というケースが多いのです。 公務員や一部企業では、最大10日間の有給休暇が取得できる「骨髄ドナー特別休暇制度」が導入されていますが、まだまだ一般には、十分に普及していません。そこで、各自治体では、ドナー登録者に様々なサポートを提供し始めています。2019年2月現在、全国38都府県437市区長町村の自治体が、提供ドナーへ助成を行っているそうです。  近隣市では、東村山市、武蔵村山市、東大和市、西東京市、小平市など多くの市が助成しています。
私は、平成25年12月の一般質問において、命のボランティアを支援するドナー制度を立ち上げて頂きたいと質問しております。
 骨髄バンク登録の提供ドナーに助成やサポートをして、より多くの方が参加できる環境を作ることが大切だと思います。見解を伺います。



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