議会報告

子どもの貧困・虐待についてデータ連携で早期発見・対応を
[2022-09-06]

子どもの貧困や虐待などの問題は家庭の外から見えにくく、事態が深刻化してから分かる場合が多くあります。小さな兆候からでも早期発見・対応につなげるため、関係機関ごとに掌握する子どもの情報を連携させ、データ分析し、役立てる試みを始めた自治体があります。大阪府箕面市では、子どもの貧困対策として2017年度から「子ども成長見守りシステム」を運用しています。学校や行政の福祉部局、児童相談支援センターなど分散する子ども・家庭の情報を、縦割りを超えて集約したデータベースを活用しています。市内の0歳~18歳の子供の学力や健康・体力、登校状況、生活保護の受給有無などの情報が共有され、専任部署が定期的に分析し困窮などのリスクを抱えた子ども・家庭を抽出し、関係機関を通じた見守りや支援に繋げています。学校は、学力・体力、不登校など、子育て担当部署は児童扶養手当など、福祉担当部署は生活保護など児童相談センターは、虐待相談など各機関が管理する子どもの情報をデータベースで連携します。
そして、子ども一人一人の状況を判定していきます。なお閲覧できる担当者は、限定され情報漏えい防止策の徹底も図っています。システムと各部署との連携により困難を抱えた子を掌握し必要な支援に繋げ、18歳まで切れ目なく成長を見守れることになります。
関係各部署のデータを連携し、こどもの貧困・虐待の見逃しを防ぐための取り組みについて本市の見解を伺います。



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