議会報告

後期高齢者に成人歯科検診を 
[2017-09-15]

現在、歯科保健の分野では、高齢者においても歯の喪失が10歯以下であれば食生活に大きな支障を生じないとの研究に基づき、生涯にわたり自分の歯を20歯以上保つことにより健全な咀嚼能力を維持し、健やかで楽しい生活をすごそうという8020(ハチマル・ニイマル)運動が提唱・推進されています。歯の健康については、8020の実現に向けた今後10年間の具体的な目標を示し、生涯を通じた歯及び口腔の健康増進の一層の推進を図る必要があるとされています。
 目標としては、歯の喪失防止の目標値を示すとともに、歯の喪失原因の約9割が歯周病で占められていることから、各ライフステージに応じた適切な歯周病予防を推進することが重要であるといわれています。
本市では、清瀬市歯科医療連携推進事業にて、「成人歯科検診」を行っています。大変すばらしい事業です。対象は、30歳から5歳刻みで70歳までとなっています。
これからの日本の目標は、健康寿命の延伸です。健康寿命とは、健康で明るく元気に生活する期間、つまり寝たきりや認知症にならな                                     
い期間のことです。そのためには、歯の寿命を伸ばすことが大切です。
今後も8020運動を続けていくことによって、歯の寿命を伸ばし、
健康寿命を伸ばすことが可能です。その意義から、成人歯科検診に75
歳以上の後期高齢者も是非入れて頂きたいと思います。本市の見を
伺います。



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