議会報告

おたふくかぜワクチンの定期接種を
[2018-06-12]

幼児期にかかるロタウィルスやおたふく風邪ワクチンの定期予防接種については、公明党として、以前より一般質問を通して求めて参りましたが、今回は、おたふく風邪ワクチンについて伺います。日本小児科学会などでつくる予防接種推進専門協議会は、5月におたふくかぜワクチンを早期に定期接種化するよう求める要望書を、厚生労働省に提出したとの報道がありました。おたふくかぜは重症になると難聴になることもあります。近年の調査ではワクチンによる副作用頻度が低くなっているとの結果が出ており、定期接種化で予防につなげたいとの考えがあるようです。
 おたふくかぜワクチンは、以前、はしかや風疹との混合で定期接種となっていましたが、無菌性髄膜炎などの副作用が問題となり、1993年に中止となりました。現在はおたふく単独での任意接種となり、接種率は3~4割にとどまっています。 しかし、おたふくかぜは3~4年ごとに流行し、先ほども述べましたが、重症になると難聴になる場合があります。
 日本耳鼻咽喉科学会の調査では、2015~16年におたふくかぜで少なくとも359人で難聴が発症しています。一方、中止になった混合ワクチンによる副作用は約1千人に1人の発症のようですが、最近の調査では現在のワクチンでは数万人に1人となっています。予防接種推進専門協議会は「副作用リスクは低下しており、接種率向上のためにも定期接種化が必要」と結論しています。
世界の多くの国では、おたふくかぜワクチンを定期接種で2回受けているので、流行は少ないと聞いています。しかし日本では、任意接種ワクチンで接種費用が自己負担のうえ、1回だけ接種する習慣になっています。どんな病気で、重症になった時のリスクなど、あまり伝えられていません。
おたふくかぜワクチンの定期接種化を求めますが、国の情報がございましたらお伺いいたします。
また、本市の助成制度の考えもお伺いいたします。



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