議会報告

イクボス宣言について
[2018-12-05]

イクボスとは、“男女ともに働きやすい職場環境を整備するために”と群馬県がつくった造語です。 “職場で共に働く部下・スタッフのワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司のことです。そしてイクボス宣言とは、従業員がワーク・ライフ・バランスを保ちながら安心して子育てに取り組めるような環境をつくると、自治体や企業が公に宣言することをいいます。すでに多数の地方自治体や大企業・中小企業が参画していますが、今後もその数はますます増えていくと思われます。イクボス宣言を行なった組織の取り組み例としては、「有給休暇の取得を推進する」「会議を削減する」「リモートワークを導入する」「仕事を効率的に終わらせて早く帰る社員を評価する」「孫休暇を設ける」などが挙げられます。安倍政権が成長戦略の1つとして掲げていることもあり、近年、女性の活躍推進という言葉が至るところで聞かれるようになりました。 
                      
しかし、女性のワーク・ライフ・バランスばかりに目を向けていても、女性が活躍できる社会づくりはなかなか進みません。
核家族がスタンダードとなった現代社会では、男性社員の長時間労働や休みの取りづらさも時代にそぐわなくなってきています。子育て世帯が生きやすい世の中をつくるためには、男性も積極的に育児に参加できる制度や環境を整えることが大切です。たとえば、パパ社員の定時退社や育休取得を認めることなどが挙げられます。
そうした取り組みの第一歩として、管理職の古い価値観を変えるために自治体がイクボス宣言を行なうことは大変有効だといえます。
近隣市では、日野市、武蔵野市、福生市、小金井市、西東京市、武蔵村山市などが「イクボス宣言」を行っています。
「イクボス宣言」について見解を伺います。



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