議会報告

歩きスマホ禁止ゾーン設置について
[2017-09-15]

 東京消防庁によりますと、都内の歩きスマホの事故で救急搬送されたのは、2012~2016年の5年間で少なくとも193人にのぼります。年代別では、40代の40人が最も多く、次いで20代37人、30代35人、50代25人と続きます。昨年9月には、歩きスマホをしていた68歳男性が歩道に張られたチェーンに気づかず、足を取られて転倒し右ひざを骨折し救急搬送される事故が起きています。また、危ないのは、自損事故だけではありません。本年7月19日には、神戸市の63歳の男性が駅のホームで歩きスマホしていた55歳の女性に、わざと体当たりし、転倒させる事件が発生。女性は、頭蓋骨を折る重傷を負いました。その男は、兵庫県警に傷害容疑で逮捕されましたが、「歩きスマホをしている方が悪い」と開き直っているといいます。深く考えさせられる事件です。
歩きスマホに限らず、社会常識やモラル・マナーに沿った社会生活の中で、「他人に迷惑をかけない」ということが大前提となります。    
元来、モラルやマナーには、「自分と他者がよりよく生きて行くためのもの」という意味が内在しているはずです。
歩きスマホのトラブルは、世界的課題になっています。
アメリカ・ハワイ州ホノルル市では、本年10月25日より、「歩きスマホを取り締まる条例」を施行しますが、この条例は全米初となるそうです。歩きスマホを警官が見つけると、初犯で15~35ドル。再犯すると最大99ドルの罰金を科すそうです。この動きは、やがて全米に広がるものと思います。
歩きスマホをしてしまう理由は、簡単です。「自分だけは、大丈夫」という自己正当化と過信です。この正当化と過信の先には、自動車運転中のスマホや自転車運転中のスマホ運転。駅ホームでの歩きスマホになります。これらは、取り返しのつかない大きな事故につながります。また、死と隣り合わせです。
歩きスマホは、危険だとの啓発活動が何よりも必要になります。
その啓発活動の一環として、清瀬駅や秋津駅、または近隣商店街に「歩きスマホ禁止ゾーン」を設けていかがかと思います。本市の見解を伺います。





HOME
PAGETOP

ブログ プライバシーポリシー お問い合わせ URLメール送信

■ お 役 立 ち リ ン ク ■
PAGETOP