議会報告

福祉行政について 
[2019-09-04]

たばこが原因で2014年度に103万人が、がんや脳卒中、心筋梗塞などの病気になったことが、厚生労働省研究班がまとめた「受動喫煙防止等のたばこ対策の推進に関する研究」で報告があります。2005年度の推計と比べると、喫煙率の減少に伴い医療費が1,000億円余り減少しましたが、受動喫煙に関しては、因果関係が判明した心筋梗塞や脳卒中の患者を新たに対象に加えた結果、医療費が倍以上の3,000億円超に膨らんでいます。
喫煙で必要になった医療費はなんと、1兆1,669億円 受動喫煙では3,233億円と言われています。大変大きな金額になります。
喫煙者の方から、健康を考えて禁煙したいけどなかなか止められない。そんな声をよく聞きます。そうした方をサポートし、医療機関に足を運んで頂き専門の治療を受け、是非禁煙に成功して頂きたいと思います。
中野区では、禁煙外来にかかる治療費の助成を始めました。対象者は、20歳以上の区内在住者で、治療に健康保険が適用されるなどの要件を満たした人になります。1万円を上限に助成されます。今年度の定員は、100名で既に56名の方(8月9日現在)が、申込み済みだそうです。私は、喫煙者の健康や受動喫煙の防止のため、中野区のような禁煙外来への治療費助成の必要性を感じているところです。本市の禁煙外来への対策を伺います。



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