議会報告

骨粗鬆症検診について
[2022-12-02]

骨量(骨密度)は年齢によって変化するもので、20歳ごろに最大となり、40歳半ばまでほぼ横ばいで推移します。そして50歳近くから減少しますが、女性は男性と比べると骨量(骨密度)の減る度合が大きくなります。これは、骨代謝(骨の新陳代謝)のバランスを調節している女性ホルモン「エストロゲン」が閉経を機に減少・欠乏することで起こります。実際に日本国内の骨粗鬆症の患者推計1280万人のうち、約4分の3の980万人が女性です。また、女性は年齢が高くなるほど骨粗鬆症の有病率(人口全体に対して特定の疾患にかかっている人の割合)が増える傾向にあり、50歳代女性の10人に1人、60歳代女性の5人に1人、70歳代女性の3人に1人、80歳以上の女性の2人に1人が骨粗鬆症といわれています。
骨粗しょう症になると、転んで手をついただけで骨折したりと、ちょっとした衝撃が骨折につながってしまいます。厚生労働省の調査では65歳以上の要介護者になった原因として転倒、骨折、関節疾患など運動機能障害が最も多いとされています。骨粗しょう症は、最初はほとんどの場合症状がなく発症自体気づきにくいという特徴があります。できるだけ早いうちに自分の骨量がどの程度かを知り、生活習慣を改善することで予防ができます。そのためにも骨粗しょう症健診を受信することが何より大切になります。厚生労働省では、健康増進法に基づいた健康増進事業には、骨粗鬆症検診及び骨粗鬆症検診の結果に基づく指導を行うことがうたわれています。清瀬市におきましても特定健診の中に骨密度測定検査を導入してはいかがでしょうか。見解を伺います。



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