議会報告

食べ残し料理 持ち帰りについて
[2025-03-06]

外食で食べ残した料理の持ち帰りを促進するために、消費者庁と厚生労働省は昨年12月に食べ残し持ち帰り促進ガイドライン
〜SDGs目標達成に向けて〜を取りまとめました。まだ食べられるのに捨てられる食品ロスの削減に向けた取り組みの1つです。
食中毒の懸念から持ち帰りを禁じる店は多いため、衛生面の留意点をまとめた指針となっています。そうした中多摩市では、
企業や大学などで構成される共同事業体に参画しながら、飲食店で食べきれなかった料理を持ち帰る「mottECO(もってこ)」
の普及、啓発に努めています。「もってこ」は、2020年に環境省が提唱し、ファミリーレストランの「デニーズ」と「ロイヤルホスト」を
運営する外食企業2社が取り入れました。その後、ホテル業界や大学、自治体などが加わり、現在23団体が参画する共同事業体
「mottECO普及コンソーシアム」に発展しています。多摩市は、2023年11月から参加しています。昨年共同事業体が開催した啓発
イベント「mottECOフェスタ2024」において、多摩市は食べ残しの持ち帰りに賛同する「市食べきり協力店」を対象に油と熱に強い持ち
帰り用包み紙を配布したり、食品ロスに励む市内の飲食店が考案した「エコレシピ」を市のホームページに掲載する試みなど紹介し
ています。食品ロスを減らしていくには、市民の方への意識啓発とともに、飲食店などの民間企業連携が欠かせません。そうした点で
多摩市が推進している事業「mottECO」は先進的な取り組みだと思います。
政府は、廃棄される製品や原材料等の資源を有効活用し、成長の好循環を生む「循環経済サーキュラーエコノミー」を加速化する
ため、政制作パッケージを決定しましたが、その中には食品ロス削減も含まれています。そういったことを考えますと、今後ますます
削減を推進することが求められると思います。そこで、本市の飲食店でのこれまでの取り組みを伺います。
また、食べ残しの持ち帰りを促進するための施策が必要だと思います。見解を伺います。



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