議会報告

不登校児童・生徒 の保護者のための ガイドブックについて
[2024-09-03]

文部科学省の調査結果によると、小・中学校における全国の不登校児童生徒数は2022年度で約30万人であり前年比22.1%の増加と
なっています。不登校児童生徒の61.8%にあたる約18.5万人の児童生徒が、学校内外の機関で相談・指導を受けており、十分ではない
にしろ半数以上の児童・生徒へフォローアップの手が届いていると言えます。本市におきましても、東京都の児童・生徒を支援するための
ガイドブックを作成し、全校に配布していると把握しています。一方、保護者を支援するための細やかなガイドブックやツールを用意する
自治体は少ないのが現状です。30万人の不登校児童生徒と同じ数だけ、同じように不登校に対する悩みを持つ保護者がいます。児童
生徒が不登校になると一般的に自宅時間が圧倒的に増えるため、保護者側も正しい知識を身に付け、子どもに寄り添った意識や言動を
していく心構えを持つ必要があります。先が見えない中で不登校期間が長くなると、保護者側も不安や心配が大きくなり、「なんとかしな
ければ」と焦ってしまいます。支える側に不安が重くのしかかった状態に陥ると、当事者である児童生徒を支えることにフォーカスできなく
なってしまいます。そうした現状を打破するよう目黒区では不登校児童・生徒を抱え悩む保護者のためにガイドブックを作成し配布してい
ます。ガイドブックの冒頭には「子どもが学校を休むことは一概に悪いことではありません」の一文があり、、不登校の前兆期から学校などへ
通えるようになる回復期までの子どもの状態を6段階で説明しています。そして子どもの状態別に保護者としての接し方や心構えが細かく
記載されています。ガイドブックの表紙にはひまわりが描かれており、保護者が前向きになれるように作成された冊子となっています。本市
では、不登校対策としてスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー等の配置、学校内にフレンドリールームや教育相談室、医療
機関との連携など、一人一人の生徒に寄り添い丁寧な支援をして頂いていることも承知しております。その上で児童生徒と共に悩まれて
いる保護者に不登校に関する市の情報をまとめたガイドブックがあればより一層保護者も正しい心構えで子どもを支えることができるの
ではないでしょうか。
本市での不登校児童生徒の保護者へのフォローアップについて伺います。
続きまして、不登校児童・生徒の保護者のためのガイドブック作成・配布について本市の見解を伺います。



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